【くじらコラム#43】10月からシャトルバスの運行ルート・時刻表が新しくなります
2025年9月28日

パークタワー晴海の居住者の皆さまにとって欠かせない交通手段である「シャトルバス」。
マンション竣工から今年の9月末まで、朝は月島駅と銀座方面へ向かい、夕方は銀座から月島駅経由でマンションへと、居住者の足として日々の暮らしを支えてきました。
これまで1日平均235人の方に乗車いただいている実績があります。

そして、この10月1日(水)から、シャトルバスの運行ルート・ダイヤが新しくなります。
ダイヤ改正の背景事情は、竣工当初に締結されたバス運行委託契約が間もなく契約満了を迎えること、貸切バス(関東運輸局管内)の運賃が近時2段階にわたり増額される見込みであったことから、管理組合の負担増を避けるための方策を講じる必要があったというものですが、その一方で、居住者の皆さまの利便性をさらに高めることこそが今回の改正の最大の目的でもありました。
今期(第6期)の理事会では、発足当初から「シャトルバス検討チーム」が立ち上げられ、この問題に取り組んできました。
検討チームでは、過去の乗車データを分析し、時刻ごとの利用状況を推定するモデルを構築、最も利用ニーズが集中するであろう時間帯を分析し、その結果をもとに新しいダイヤを設計しました。
居住者の皆さまの多様なニーズ全てにお応えすることは難しく、また、法規制との調整も必要で、選択と集中が求められる中で、皆さまの利便性に最も資するためにはどうすれば良いのか、その追求はジグソーパズルを組み立てるかのような作業となりました。
築地エリアの大規模再開発とともに、現在事業計画が検討されている都心部・臨海地域地下鉄は、2030年までに着工、2040年までに開業を目指すとの報道がなされています。
地下鉄の開業によって、晴海エリアや当マンションを取り巻く環境が大きく変化する可能性があります。
当マンションにおいては、このような外部要因にも着目しながら、今回のダイヤ改正に満足することなく、今後もシャトルバス運行の有り様の検討を重ねることが望ましいと考えます。

今回、変更があるのは夕方便のみですが、改正のポイントをご紹介します。
1. 深夜帯の運行を廃止し、利便性の高い時間帯に集中
利用数の少ない時間帯を整理することで、効率的な運行を実現しました。
通勤・通学の帰宅時のニーズが最も集中するであろう17時~20時台の便を合計11本(従来は16時台を含めて合計5本、20時台は0本)へと大幅に増加させました。
2. 夕方便の銀座経由を廃止し、月島駅とのピストン運行へ
銀座・新橋方面からはすでに有楽町線・大江戸線といった鉄道に加え、都営バスや東京BRT等の公共交通機関が多数運行されており、代替手段が豊富にあります。そのため、マンションのシャトルバスとしては「公共交通では代替が難しい区間 = マンションと月島駅間」に役割を集中させることがより居住者の利便性に資すると判断しました。
これにより夕方便は、1本あたりの間隔が従来の40分間隔から20分間隔(最終便のみ15分間隔)へと大幅に短縮されました。
従来よりもダイヤがシンプルになり(0分・20分・40分発が中心)、便数も増えたことで、通勤・通学やお買い物の帰りに、より気軽にご利用いただけるようになりました。
3. マンションから直接月島駅へ
銀座を経由していたルートを改めたことで、夕方の時間帯にマンションから月島駅に直接アクセスが可能になりました。
例えば、月島駅周辺のお店での夕方のお買い物や、お子さまのお迎えなど、暮らしの中のさまざまなシーンでご活用いただけます。
他方で、朝便の時刻表は銀座方面・月島方面ともに変更はありません。
バスチケットの利用方法や購入代金も従前から変わりありません。
管理組合の負担・チケット代金を据え置きながらも、居住者の皆さまがより快適に毎日を過ごせるよう工夫した今回のダイヤ改正。インフレで様々な価格が高騰する中にあっても、費用を従前と同額に抑えつつ実現した利便性向上を、ぜひ日々の生活の中で実感していただければ幸いです。